代表メッセージ

地域の皆様とともに、「自分が暮らしたい町づくり」を目指していきます

グループ代表 菅原由美

ナースケアは介護保険のスタートに合わせ、介護保険制度の下に各種介護サービスを提供する会社としてスタートしました。

私は介護保険制度スタート前より地域の方々の為に看護師達が介護のお手伝いをしたいと考え、看護師による日本初のボランティア団体『全国訪問ボランティアナースの会キャンナス』を立ち上げて活動をしていました。その利用者の方々の為にも有償ボランティアではなく介護保険制度にも対応したいと考えました。

在宅介護は24時間365日休むことは出来ません。それは私自身が夫の祖母、父、母、実母を在宅で介護してきたからこそ実感として良くわかります。だからこそ看護や介護は24時間365日必要とされるのが当然であり、介護保険のスタート時からこの思いは変わりません。

またボランティアの勉強を始めた約30年前から医療と福祉は連携が取りづらいと言われており、これでは継続したサービスはできないと考え、訪問看護ステーションとヘルパーステーションを同時に開設し、常に顔のみえる関係性をつくり、お互いを知りお互いを支え、利用者の方ひいては地域の方々の事を真剣に考えることを徹底しました。
スタッフ達の日々の研鑽の結果、現在ではお看取りまでできる経験豊富なスタッフがたくさん在籍しています。

地域の方々のお役に立ちたい。そのためには自社スタッフの質の向上のみならず、市内をはじめ湘南の在宅事業関係の方々にも同じような知識や経験を持って欲しいと考え、平成10年より湘南在宅ケアセミナーを毎年開催し、著名な先生方をお招きして学ぶことを続けてきました。
また地域の先生方が協力して医療福祉ネットワークという会をつくり、既に勉強会を59回も開催しています。

「自分だけ、自分の会社だけよければそれで良し」としたのでは、安心して暮らせる町はつくれません。私は鎌倉で育ちましたがこの町で最期まで自分らしく生きていきたい。
だからキャンナスというボランティア団体をつくり、ナースケアをつくりました。

ナースケアグループは、今までもそしてこれからも地域の皆様と共に『自分が暮らしたい町づくり』をめざしていきます。湘南発の24時間対応する訪問看護ステーションとヘルパーステーションが併設されている医療と福祉の会社のパイオニアとしての責務を果たすべく努力し成長していきたいと思います。

ナースケアグループ 代表 菅原 由美

代表プロフィール

略歴

1955年神奈川県生まれ。
76年東海大学医療技術短大看護学科卒。
東海大学病院ICUに1年間勤務。その後、企業や保健・非常勤勤務の傍ら3人の子育て。
1995年 阪神大震災にアジア医師連絡会のメンバーとしてボランティアとして参加。
その後クロアチア、サラエボにも行き活動する。
県の委嘱を受け3人の知的障害児の里親となる。
1997年訪問ボランティアナースの会「キャンナス」を設立。
1999年有限会社「ナースケア」設立。

2009年「ナースオブザイヤー賞」、「インディペンデント賞」受賞。「キャンナス」を鳩山総理が視察。
2011年3月~ 東日本大震災において災害ボランティアキャンナスとして被災地にて活動。
2014年8月~ 広島土砂災害において、災害ボランティアキャンナスとして被災地にて活動
2016年3月31日「ヘルシー・ソサエティ賞」受賞
2016年4月~ 熊本地震において災害ボランティアキャンナスとして被災地にて活動
2018年7月~ 西日本豪雨災害において災害ボランティアキャンナスとして被災地にて活動
2019年~ 台風15号19号災害において災害ボランティアキャンナスとして被災地にて活動
2020年   新型コロナウィルス対応において各地へナースを派遣する

現在の役職

有限会社ナースケアー 取締役
訪問ボランティアナースの会キャンナス・NPO法人 キャンナス 代表
開業看護師を育てる会 理事長
藤沢市介護保健事業所連絡会 理事
藤沢市介護保健運営協議会 委員
藤沢市在宅医療推進会議 役員
藤沢市福祉NPO事業所連絡会 副代表
日本在宅医療連合学会 評議委員
公益財団法人さわやか福祉財団 インストラクター
NPO法人地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク 理事

主な著書

2006年 いけいけ!ボランティアナース(株式会社アニカ出版)
2012年 ドキュメント ボランティアナースが綴る東日本大震災(三省堂出版)
2012年 あなたが始める訪問看護ステーション(雲母書房出版)
2020年 ボランティアナースの奇跡(アートデイズ出版)